27DEC2019 小説 12.「会者定離」 「ほお、道が俺らに合わせて動いてるみたいだ」 アヒムは、俺達に害意がないと示すように、自然に先頭の俺の隣りを位置取り、歩いている。 後ろからついてくる形だと…
13DEC2019 小説 11.「精霊族と野獣族」 「まさか、精霊族の村が、野獣族の襲撃にあって滅びていたなんて……」 廃墟となった村を痛ましそうに見ながら、イーリスが呟く。「せめてもっと早くここに来ていたら…