21FEB2020 小説 16. 「目指す指針とまぼろしの町」 俺達の仲間になったリオンは、まず、俺達に魔王を封印するために必要なアイテムの存在を教えてくれた。それによると、光の器と闇の器というものがあり、闇の器には…
24JAN2020 小説 14. 「風の洞窟」 俺達がリオンを助けたのは、風の洞窟の本当にすぐ近くだったらしい。 リオンを助けた場所から移動し始めて数分で、ぼんやりと青く光る洞窟の入り口に辿り着いた。「…
10JAN2020 小説 13. 「リオンとの出逢い」 「助けてくれてありがとう……本当に、危うく死ぬところだった。君達は僕の命の恩人だよ」 金髪、と言うよりは山吹色の髪に、同じ色の瞳を持つ、俺と同じくらいの年の…
27DEC2019 小説 12.「会者定離」 「ほお、道が俺らに合わせて動いてるみたいだ」 アヒムは、俺達に害意がないと示すように、自然に先頭の俺の隣りを位置取り、歩いている。 後ろからついてくる形だと…
13DEC2019 小説 11.「精霊族と野獣族」 「まさか、精霊族の村が、野獣族の襲撃にあって滅びていたなんて……」 廃墟となった村を痛ましそうに見ながら、イーリスが呟く。「せめてもっと早くここに来ていたら…
29NOV2019 小説 10.「閉ざされた森を抜けて」 「……駄目だ、何の反応もない」「まさか、はぐれてしまわれて……?」「この霧も迷いの魔法の罠の1つでしたね……」 おっとりとした、よく似た雰囲気の2人が困惑し…
15NOV2019 小説 9. 「閉ざされた森」 よく眠れた。 頭がすっきりとしている。 クエストの報酬やフラットルの毛皮を売って得た金で泊まれたのは安宿だったけれど、野宿に慣れているとは言ってもやはり天…
1NOV2019 小説 8.「初めてのクエスト」Ⅳ そんな感じで、俺とグレイス、それと見張り役の女神様で、必要な分のフラットルを狩ることができた。「……こんなものかな。これだけあれば、向こうがフラットルを狩れ…
18OCT2019 小説 7.「初めてのクエスト」 Ⅲ クエスト受付で正式にパーティとして登録した俺達は、辺りが薄暗くなり始めた頃にクエストに出発した。 夜行性の小型モンスター、フラットルを狩って、綺麗…